小国200303449 情報 3-A 大柴慶一チャップリンの映画を見て 今回の授業で喜劇王チャップリンの映画を初めて見た。 題は誰もが一度は耳にした事のある、『モダンタイムズ』というものである。 映像、音声、背景などは昔の雰囲気が出ていたものの内容は今に生きる私たちが見ても面白いものだった。 この映画は産業革命を題材としたものだった。 チャップリンが工場の従業員として登場し、働く様が映し出されていた。 その作業内容とは、(たぶん)ボルトを締めるといった内容である。 そこでは工場でのライン作業が行われていた。 そのライン作業をチャップリンが行っていくうえで、上司(工場長)は速さを求め生産量を増やそうと考えていた。 そんな時、チャップリンは休憩もせず気がおかしくなるまで働いているといった内容が面白おかしく映し出されていた。 一時の休憩の場とも言える食事のときでも、実験台となり機械により食事をさせられ散々な目に合わされていた。 そして最終的にはチャップリンの人間性の崩壊へとつながっていってしまった。 内容はざっとこのような感じである。 この映画を見て感じたことは多くあった。まず文句なしに面白い。シンプルに面白かった。 その次にこの時代と現代とのつながりである。 この映画が作られたのは1936年である。 今から約70年近く前の話である。 70年といえば終戦前の話で本心、自分からしてみればかなり前の話に感じる。 しかし70年前とはいえ基本的なシステムは変わっていないように思える。 まず1つはライン作業である。 ライン作業は現代でも作業の効率を向上させるために今もなお使われている手法である。 映画でも、それぞれ個々に仕事の役割を決め順序良く流れ作業を行っていた。 この手法は工場だけに生かされているというわけでもない。 今自分たちが勉強している情報の社会にも大きくかかわってきていると思う。 例えばコンピュータなんかがそうではないかと思う。 コンピュータの中にはデータを入力する場所、データを記憶をする場所、そしてデータを出力する場所。 大雑把に言うとこんな感じだが、これも映画で行っていたライン作業と同じようにコンピュータ内のそれぞれの場所がそれぞれ違った作業を行い効率を向上させている。 基礎となっているものは一緒ではないかと思う。 次にそういった中、映画では間違えも生じていた。 それは働かせすぎたということである。 ライン作業により作業の効率を向上させようとしたとき、スピードを上げ時間を切り詰めた。 その結果この状態に徐々に耐えられなくなって行った。 このことも現代と大きく結びついてきている。 やはり作業というものを行っているのは人間であり機械ではない。 現代でもまだ多くのことが人間により行われている。 人間は長時間強いストレスにとらわれてしまうとおかしくなってしまうのは当然である。 自分も経験があるが、テスト前などに勉強を長時間やると頭が働かなくなってくることがある。 そんな中では作業の効率などあげられるはずがない。 むしろ逆であり、失うものは多いはずだ。 実際映画でもそうであった。 やはり良い環境と集中できるだけの時間というものが大切になってくる。 今情報についての勉強をしているが、自分たちにも大きくかかわってくる。 プログラマーに関して言えば、多くの時間を机上で過ごす。 機械化の現代ではあるが、プログラムを書くということはいまだに人間の仕事であるためである。 プログラマーが1つのプログラムを書くのには多くの時間がかかる。 時間に迫られ気分も気分も晴れないような環境だったとする。 このような環境の中ではストレスも多くなる。 これでは良いプログラムばかりは生み出されない。 そのため良い環境づくりをせねばならないと思う。 時間の余裕というものも大切になってくる。 そういったことをこのチャップリンの映画を見て感じた。 ジャンル別一覧
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